若ハゲは10代や20代にも増えている？原因や対策について徹底解説！

若ハゲで悩む10代、20代の方が増えてきていますが、「なんで若いのに薄毛になるの？」、「髪型によっては頭皮が見えるような気がする」と悩んでいる方もいると思います。

この記事ではそんな悩みを少しでも解決できるように以下の内容について紹介します。

自分の容姿に自信がもてるようになる為にも、この記事から若ハゲに対する原因や対策を理解して、少しでも悩みを解消していきましょう。

若ハゲって何？

始めに若ハゲについて理解を深めていきましょう。

若ハゲとは、「若年性脱毛症」と一般的に言われています。

若ハゲの悩みには、男性だけでなく女性で悩みを持つ方も多くなってきている傾向にあります。

「若ハゲ」という言葉の定義があるわけではありませんが、以下に当てはまると若ハゲに該当すると思っていいでしょう。

以下にてさらに詳しく解説していきます。

若ハゲになる原因は？

若ハゲになる原因は以下のようなものが考えられます。

• AGA(男性型脱毛症)
• FPHL(女性型脱毛症)

AGAガイドライン(一部抜粋)ではAGAやFPHLは以下のように定義されています。

簡単に解説すると、何かしらの原因で髪の成長サイクルが乱れたり、止まってしまうことで毛が細くなったり、抜け落ちるとイメージしてください。

何かしらの原因については、以下でも詳しく解説していきますが、遺伝や生活習慣の乱れなどが考えられます。

最終的には、対策を取らない限り脱毛した部分の毛が再生しなくなります。

年齢別の若ハゲの割合ってどのぐらい？

若ハゲに悩んでいる方もいると思いますが、年代別にどのくらいの割合いるかも把握していきましょう。

日本人男性の全年齢平均で考えると、約30％と言われています。

この数字を見て、多い少ないと思うかはありますが10代と20代で割合が変わらない傾向にあります。

参照：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

若ハゲかセルフチェックしてみよう

詳しい原因や対策に行く前に、若ハゲに当てはまるのかセルフチェックをしてみましょう。

以下の項目でチェックをしてみてください。

この項目に1つでも当てはまると、若ハゲ(AGAやFPHL)の可能性があるでしょう。

このセルフチェックについては、あくまでも目安としていただき、正式な診断については専門的なクリニックを受診するようにしましょう。

10代・20代でなりやすい若ハゲの特徴9つ

10代・20代でなりやすい若ハゲの特徴について紹介していきます。

1. 左右の生え際が気になる(M字ハゲ)
2. 頭頂部やつむじ部が気になる(O字ハゲ)
3. 生え際・頭頂部が気になる(U字ハゲ)
4. 寝起きの髪が気になる
5. 昔より抜け毛が気になる
6. 細い毛や短い毛が目立つ
7. ヘアセットが決まらない
8. 引っ張られた部位が気になる(牽引性脱毛症)
9. 全体的に髪の隙間が気になる(びまん性脱毛症)

それぞれについて、詳しく解説していきます。

① 左右の生え際が気になる(M字ハゲ)

左右の生え際が気になる方は「M字ハゲ」の可能性があります。

M字ハゲは、おでこの左右にある生え際が後退することで、正面や上部から見た時におでこの生え際がM時に見える症状です。

生まれつきM字の方もいるので、昔よりおでこ左右の生え際が後退したかどうかで判断してみるといいでしょう。

M時ハゲの基準に関して、おでこの一番上のシワと生え際の深い部分に指が人差し指が何本入るかを確認してみましょう。

② 頭頂部やつむじ部が気になる(O字ハゲ)

頭頂部やつむじ部の肌の透け感が気になる方は「O字ハゲ」の可能性があります。

O字ハゲは、頭頂部から徐々に薄くなっていくため、上部から見た時にO字に見える特徴があります。

頭頂部は鏡でも確認しにくい為、美容室での後頭部の鏡や人から言われたり、進行してきてから自分で気づく傾向があるでしょう。

③ 生え際・頭頂部が気になる(U時ハゲ)

次に、生え際(M字ハゲ)と頭頂部(O字ハゲ)の両方が気になる「U字ハゲ」の可能性について解説します。

U字ハゲは、おでこ左右の生え際の後退(M字ハゲ)と頭頂部が薄毛(O字ハゲ)が同時に進行している状態です。

頭上部や後方からみるとU字のように見える状態で、薄毛がかなり進行しているため、周りからも自分でも気づきやすい傾向があります。

④ 寝起きの頭皮の透け感が気になる

寝起きの頭皮の透け感がある方も、若ハゲの可能性があります。

寝起きは下記のような状態によって、薄毛の方は頭皮の透け感が出てしまう傾向にあります。

皮脂の過剰分泌や髪のハリコシがないのは、頭皮環境がそもそもよくないことが考えられるでしょう。

また、頭皮の透け感が気になるけど、シャンプーをすると気にならなくなるという方は、必要な皮脂を洗い流したことにより、皮脂を過剰分泌を誘発させる可能性もあるため注意が必要です。

寝起きの頭皮の透け感が気になる方は、薄毛の初期段階の可能性もあり、人には気付かれにくいですが薄毛のサインと思いましょう。

⑤ 昔より抜け毛が気になる

次に、昔より抜け毛が気になる方は、若ハゲや薄毛の初期段階の可能性があります。

これらに当てはまる方は、すでに薄毛が進行しているか、薄毛の初期段階の可能性があります。

日常の少しの差なので、意識しないと自分で気付けない可能性もあります。

少しでも、昔より抜け毛が気になると感じた方は、若ハゲのサインの可能性もあるので若ハゲの進行を防ぐ対策を取ることをおすすめします。

⑥ 細い毛や短い毛の抜け毛が目立つ

「細い毛」や「短い毛」の抜け毛が目立つことはないでしょうか？

毛周期が正常であれば、太くて周りの毛と同じような長さの抜け毛が起きる傾向にありますが、毛周期の乱れがあると、完全に成長しきれない毛が抜けている可能性があるでしょう。

成長しきった毛と成長しきれてない毛が抜けている状態だと、次に成長する毛が不足していることになるので薄毛になる可能性があります。

細い毛や短い毛の抜け毛が目立つようになった場合は、毛周期が乱れているサインなので薄毛対策を行いましょう。

⑦ ヘアセットが決まらない

ヘアセットが決まらないことも薄毛のサインだと思ってください。

もちろん年齢とともに、髪のハリやコシがなくなっている場合もありますが、10代・20代であれば薄毛が進行している可能性もあります。

以前よりヘアセットが決まらなくなった場合は、薄毛の可能性もあります。

⑧ 引っ張られた部位が気になる(牽引性脱毛症)

長髪の方や女性の方に多い若ハゲの症状ですが、ヘアアレンジなどによって、引っ張られた部分の後退が気になる方も若ハゲの可能性があります。

髪をゴムで留めたり、毎回同じ場所で分け目を作るなどのヘアアレンジで、長時間や習慣的に髪の毛が引っ張られることで、引っ張られている部分から脱毛が起きる可能性があります。

こちらは年齢などは関係ない為、10代・20代でも起こりやすい若ハゲの症状と言えるでしょう。

⑨ 全体的に頭皮の透け感が気になる(びまん性脱毛症)

全体的に髪の毛の透け感が気になるようになったら、びまん性脱毛症を疑いましょう。

M字やO字、U字など特徴的な薄毛の状態が出るわけではなく、全体的に髪のボリュームがなくなり、全体的に頭皮の透け感が気になるようになります。

女性にも多くみられる薄毛の症状になります。

若ハゲを促進させてしまう8つの原因

10代・20代でなりやすい若ハゲの特徴は上記で説明させて頂きましたが、どのようなことが原因で若ハゲを促進させてしまうのか、以下項目を解説していきます。

1. 遺伝
2. ストレス
3. 食生活の乱れ
4. 睡眠の質が悪い
5. 運動をしなくなった
6. 1日2回以上頭を洗う
7. カラーやパーマを頻繁に行う
8. 頭皮に負担のあるヘアスタイル

それぞれについて詳しく解説していきます。

① 遺伝

若ハゲや薄毛の原因として、遺伝が考えられるでしょう。

父・母・父方の祖父母・母方の祖父母などに薄毛の方がいれば遺伝によるものも考えられます。

聞けるのであればいつから薄くなったのか聞くことで、若くして薄毛になっている原因が遺伝なのか、他の要因が考えられるのか参考にすることができます。

遺伝の場合は、AGAクリニックや皮膚科などAGAを取り扱っている医療機関を受診することをおすすめします。

② ストレス

ストレスにより、薄毛を促進させてしまう可能性があります。

ストレスには、緊張した状態や好戦的になりやすく交感神経が優位になりやすくなる傾向があります。

交感神経が優位になると、以下のような症状を起こす可能性があるでしょう。

10代〜30代というのは人間関係や勉強、部活、環境変化などストレスを感じやすいと言えるでしょう。

ストレスについては、心身的にダメージを感じる悪いストレスをイメージしますが、引越しや結婚など良い環境変化に対してもストレスとして感じる可能性があります。

③ 食生活の乱れ

食生活が乱れていると若ハゲの原因になります。

栄養バランスが偏ったり、必要な栄養の摂取ができていないと、髪の成長に必要な、ビタミン・ミネラル・タンパク質などが不足し、毛周期の乱れや抜け毛が起こりやすくなるでしょう。

以下に当てはまる方は食生活の乱れが考えられます。

④ 睡眠の質が悪い・睡眠時間が短い

睡眠の質が悪かったり、睡眠時間が不足していると、成長ホルモンの分泌が減少し、髪の成長の妨げになる可能性があります。

睡眠時は副交感神経が優位になるため、血管が拡張され血流がよくなる傾向にあり、頭皮へ栄養が循環されやすくなります。

以下のような行動をとっている方は睡眠の質が悪かったり、睡眠時間不足している可能性があります。

睡眠の質が悪かったり、睡眠時間が不足すると頭皮や髪の毛に使うエネルギー供給を少なくする原因になり、薄毛の原因になるので要注意です。

⑤ 運動をしなくなった

大学や就職をすると、以前と比べて運動量が減った方もいるのではないでしょうか？

運動をしていたときは代謝が良く、急に部活や運動をしなくなったことにより代謝が著しく低下する場合があります。

代謝については細胞の再生速度も変わってくる為、毛の成長速度にも影響してくるため代謝が低下したことにより、薄毛を進行させてしまう可能性があります。

学生時代ほどではなくても、適度な運動をしていれば良いですが、ピタッと運動をしなくなった方は運動をしなくなったことが原因で薄毛が進行した可能性も考えておきましょう。

⑥ 1日2回以上頭を洗う

シャンプーによる頭の洗い過ぎは、余分な皮脂を洗い流してしまい、頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌、バリア機能の低下など頭皮環境を悪化させる可能性があります。

その結果、以下のような症状が考えられ、直接的な影響ではないですが、間接的に薄毛の原因になることも考えられるでしょう。

髪がベタっとしたり、朝起きた際に寝癖で頭皮の透け感が気になり、頭を都度洗っていませんか？

髪を洗った直後は薄毛が気にならなくなるかもしれませんが、1日に何度も洗い過ぎると薄毛の原因にもなるのでクシを活用したり、お湯や水で洗い流す程度にするといいでしょう。

⑦ カラーやパーマを頻繁に行う

カラーやパーマは、髪や頭皮へのダメージが大きく髪の毛が細くなったり、薄毛の原因になります。

カラーやパーマに使う薬は、髪の組織を変性させると同時に髪を痛みやすくなります。

髪型を自由にできるということは自分を表現するにはいいことですが、薄毛の原因になるリスクも考慮した上で行いましょう。

⑧ 頭皮に負担のあるヘアスタイル

以下のようなヘアスタイルは、薄毛の原因を引き起こす可能性があります。

これらは牽引性脱毛症の原因になりやすいです。

他にもヘアアイロンやコテについても、熱によって髪を痛めてしまい、切れ毛などのリスクがあることは理解しておきましょう。

若ハゲを改善する6つの方法

若ハゲは、生活習慣や日々のセルフケアで改善する可能性もあります。

投薬なども効果はあるかもしれないですが、飲み続ける必要があったり、金銭面でのデメリットもあるので以下の方法を実践してみてください。

1. 頭皮ケアを行う
2. 1日10分以上の運動
3. 3食バランスの取れた食事
4. 睡眠サイクルを一定にする
5. ストレス発散できるものを見つける
6. AGAクリニックを受診する

それぞれについて詳しく説明していきます。

① 頭皮ケアを行う

頭皮マッサージや肌にあったシャンプー、トリートメントを使って頭皮ケアを行うようにしましょう。

以下を参考にしてください。

髪の毛だけでなく頭皮ケアを行うことが大切です。

② 1日10分以上の運動

代謝を上げるためにも適度な運動をするようにしましょう。

何をすればいいかわからない、する気が起きないという方も薄毛を予防するためにも1日10分の筋トレや一駅歩いてみたり、階段を使ったり、体を使うことを心がけるようにしてください。

③ 3食バランスの取れた食事

髪の毛には、亜鉛やビタミン、タンパク質を多く含んだ食事が良いとされていますが、まずは食生活の乱れを直すことが大切です。

髪の毛にいい食材ばかりを選ぶと、「バランスが悪い食生活」「ストレス」「続かない原因」にもなるため、最初から取り組む事はおすすめはしません。

食べ過ぎや偏ったバランスにならないように、3食バランスの取れた食事を取ることを心かげてください。

④ 睡眠サイクルを一定にする

6時間以上の睡眠時間、睡眠サイクルを整えることが望ましいですが、睡眠時間の確保が難しい方は睡眠サイクルを一定にすることから取り組むといいでしょう。

睡眠サイクルを一定にするとは、できるだけ決まった時間に寝て、決まった時間に起きるようにすることです。

睡眠サイクルを一定にすることで、体内時計が設定され睡眠の質がよくなる可能性もありますし、生活のリズムがよくなるなど副次的な効果も期待できます。

副次的な効果ですが、睡眠不足が解消されるとストレス軽減などにも効果が期待できるでしょう。

⑤ ストレス発散できるものを見つける

ストレスの原因を取り除くことは難しいかもしれないですが、できる限り他のもので発散できるようにするといいでしょう。

一例ですが以下のようなストレス発散できる方法を見つけてください。

「小さい時に好きだったが最近やっていない」ことからストレス発散方法が見つかることもあります。

少しでもストレスを発散できるものを見つけて、適度に解消できるようにしましょう。

⑥ 薄毛治療を取り扱っている医療機関を受診する

「生活習慣や日々のセルフケアをやっても改善しない」「若ハゲが思ったより深刻なような気がする」と思われる方は、AGAクリニックなどの医療機関を受診するといいでしょう。

AGAクリニックというと、「入るのに抵抗がある」「人に見られたくない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか？

地域の皮膚科等でも薄毛治療を取り扱っていたり、オンラインで無料相談を受け付けてくれるAGAクリニックもあります。

自分で抱え込むと、ストレスになり悪循環になる可能性もあるため、お気軽に専門家に相談してみてください。

まとめ：若ハゲは早期対策が大切

今回は若ハゲの原因と対策について以下の項目を解説してきました。

若ハゲは早期対策が大切となり、対策方法は次のような方法を実践してみてください。

AGAやFPHLは進行しすぎると、投薬などの治療を行っても再生するのが難しくなる可能性もあります。

また治療の金額も高くなってしまうことも考えられます。

少しでも薄毛が気になるなと思った方は、生活習慣の見直しやセルフケア・薄毛治療を取り扱っている医療機関を受診するようにしてください。